ヨセミテの記録
2018/10/19 - 26の一週間、ヨセミテにボルダーを登りに行ってきた。 自分を含めてメンバーは6人。 初日と最終日の移動日を除くとクライミング日は5日間。天気は全日程通して素晴らしい晴れでクライミング日和だった。
移動
サンフランシスコ国際空港からレンタカー(Hertz)を2台借りてヨセミテまで。海外での運転は初めてで、右側通行など日本と違うルールに最初はかなり緊張した。いくつかやらかしはあったけど、事故なく行って帰ってこれたので良かった(逆走とかは無かった)。帰りは結構余裕を持って運転できたと思う。
Google Maps の経路案内は優秀。音声案内はオンにしておきたい。フリーウェイの分岐は経路案内に表示されるExitの番号を頼りにすると分かりやすかった。
途中休憩
フリーウェイの途中には日本の高速道路のようにサービスエリアみたいなものは無いので、経由する街にあるフリーウェイから降りて立ち寄りやすいスタバを調べておくと良いっぽい。コーヒー飲めるしトイレも借りられる。
今回の主な経由地は Dublin, Tracy, Manteca, Modesto, Merced など。
給油について
だいたいクレジットカードがあれば支払いは出来る。が、一度だけデビッドカードか現金のみしか受け付けてくれないところがあり、クレジットカードしか持ってきておらず泣く泣く引き返した。(園内、 Wawona にある Chevron : https://goo.gl/maps/T16zzn8fhGq )念のために現金も持っておくべきだったなーと反省。
行動記録
1日目 - 出発、移動日
Amazonで注文していた商品が当日の午前中に配達予定だったが、届いたのはほぼ12時。京成本線が遅延していたこともあり、スカイライナーで成田まで移動した。 手荷物はバックパック、トランク、クラッシュパッド(メインにサブマットなども挟んだ)。心配していたクラッシュパッドの追加料金なども特に無かったので安心した。
機内では映画を見たい気持ちがあったけど、到着は現地時間の午前10時だから寝ておいた方がいいと言われていたため帰りに見ることにした。持っていなかったので空港でネックピローを買ってみたが、これは買っておいてよかった。事前に買っておいたアイマスク&耳栓もまあまあ役立ったかな。
サンフランシスコ国際空港についてからレンタカーを借りて出発。なんとなく日本車が良いよねということで日産のアルティマとかいうやつを選んでみた。渋滞もあり、空港から2時間かけてダブリンのスーパーへ。5日分の食料の買い出しに。この時の自分は恐らく時差ボケの影響 + 空腹+ 初アメリカ運転の緊張などが重なってほぼダウン状態。早めの夕食もほとんど喉を通らず、続く運転は同行者にバトンタッチしてもらった。
こちらの車に乗っていたメンバーはみんな日常的に運転をしない人間の集まりだったこともあり、初めてのアメリカでの運転でかなりの緊張を強いられたであろう。ヨセミテツアー7日間の中で、実はこの初日が一番疲れたのではなかろうかと思う。
なんやかんやありつつ Yosemite West にあるロッジに着いた頃には日付が変わっていた。
2日目
そのうち書く
3日目
そのうち書く
4日目
そのうち書く
5日目
そのうち書く
6日目
そのうち書く
7日目
そのうち書く
成果とか
エリアごとに。 ★はトポに書いてあったオススメ度。 赤字は個人的なオススメ課題。
Camp 4 - Columbia Boulders
Big Columbia Boulder
- Midnight Lightning V8 ★★★★ (未完登)
- 初手取りの後の左手、左手の飛ばし、まで進んだ。次の右手取りのムーブをどうしようか。
Big Columbia Boulder の近くにマットを置いてトイレ休憩をしていたら、 「Midnight Lightning をトライしたいから、5分だけマットを借りていいか?」とオーストリアから来た兄ちゃんに声を掛けられた(オーストラリアと聞き分けられた自信はないけど、彼女と英語じゃない言葉で喋ってたので)。その兄ちゃんは3トライほどで無事に完登。「この課題を登るのが夢だったんだ」と言って喜んでいたのでこっちもマット貸して良かったと思えた。ついでにせっかくなので自分ともう一人も Midnight Lightning を初お触り。兄ちゃんから役に立つアドバイスをいろいろ貰えたので助かった。ちなみに、この兄ちゃんとはクライミング最終日にみんなで Midnight Lightning を打ちに来た時に再会した。
Camp 4 - East
Bacher Crackerの岩
- The Largo Lunge V0- ★★★
- 午前中だと陽があたりまくって暑かった。スラブ面にいくつかある目立った棚を繋いでいくが、それなりに高さがあり、スラブ面の途中で棚をマントルっぽく返したりするので少し緊張感はある。
- The Jimi Hendrix Experience V0 ★
- アップにちょうどいい感じの短いトラバース。
- Bacher Cracker V4 ★★★★ (未完登)
- ちょっと触っただけ。クラックをうまくジャミングしながら登っていく必要があるが、ジャミング技術が無いので無理と判断。
- Unnamed V1 ★★
- 手はガバを繋いでいくだけ、足はまあまあ悪いし一部は下地が悪くマットも引けないので落ちれない。ただただ疲れる、息が切れる。
三方を岩に囲まれたところ
- Unnamed V3 ★
- 強度それなりに高いカチのスタートから少し遠い一手。マントルの難易度高め。岩が低いので打ちやすい。
Camp 4 - West
Titanic Boulder
- Unnamed V3 ★ (未完登)
- 一番左のやつ。カチがきつい。
- Battle of the Bulge V6 ★★★(未完登)
- 初手の持ち感がなんとも悪い。そこからの一手は届いたけど、飛ばしてさらに上を持ちに行くところが取れなかった。
- The Titanic V5 ★★ (未完登)
- ガバスタートからフットホールドに立ち上がって遠い縦カチを取りに行く。初手を止めれらず。距離感が難しかった。
Wine Boulder
色々登ったけど Unnamed の課題が多かったので省く。比較的アップに適した岩だった。
- Millis Mantel V2 ★
- 高い位置のスタートホールドからいきなりマントルを返す。
Cocaine Cornerのある岩
- Initial Friction V1 ★★
- スラブ課題の入門みたいなやつ。足が抜ける恐怖と戦いつつ登る。核心は後半部にある片足切ってハイステップで乗り込んでいくところ。怖い。が、それだけに完登の満足感は高い。
Half Dome Village
Root Canal Boulder
- Root Canal V7 ★★★ (未完登)
- 微妙な持ち感のスタートホールドからの初手は毎回緊張感がある。凹角の壁面にうまく体を収めながら登る。核心らしいリップ取りの一手を止められず。上の画像は左手でリップを触ったものの右手が抜けてしまい、きりもみしながら落ちる直前。
The Angler Boulder
グレード的には易しい課題が集まっているが、小さいホールドを繋いでいく課題が多い。思ったよりアップには向かず。
- Unnmaed VB ★★
- Unnamed V0 ★★
- The Angler V3 ★★★ (未完登)
- カチの強度が高い。指への負荷を懸念して3回ほどトライして諦めた。
Kevin's Traverse Boulder
ほとんど触らなかったが、高さは無い岩。低めの位置をトラバースする易しい課題があるなど、アップ向きかも。
- Kevin's Traverse V0
- 低い位置をトラバースしていく。適当に登っていたので左にある岩の終端でトップアウトしたが、後からトポを見たら隣接した3つの岩を繋いでトラバースしていくらしい。
The Zorro Boulder
- Zorro V4 ★★★
- スタートからトラバースした先にあるガバ&かかりの良いカチからの遠い一手。距離がある分止まると気持ちが良い。
- Unnamed V5 ★★
- 指皮にホールドが刺さってくる課題。体がはがされそうになる力に逆らって取りに行く核心ムーブは外すごとに指皮が持っていかれる。
Sentinel Boulders
B-1 Boulder
- No Holds Bird V7 ★★★ (未完登)
- スタート位置は高めで、フットホールドはかなり深い位置。初手にまともに手を出すことすら出来なかった。
Midget Bouldersの手前の岩
アップにちょうど良い感じの課題が揃っている。下地も良い。
- Unnamed VB ★
- Unnamed V1 ★
- Unnamed V0- ★
- Door Knocker Traverse V3 ★
- Door Knocker V0 ★★
Midget Bouldersの奥の岩
- Mr. Pink Eyes V0 ★★★
- 悪いスローパーからデッドで一手出す部分が核心。V0とは思えない絶妙なムーブを要求される課題。
- Midget Traverse V3 ★★
- それほど高さはなく、下地も良く、持ちやすい手が続くトラバース。足も探せば踏めるところは多い。岩を半周する長いトラバースからマントルを返すため、スムーズに繋げていかないと保持力が切れる。
Cahtedral Boulders
El Cap bridge の手前、道路右側にある駐車スペースからまっすぐ上に上がっていくとトレイルがある。今回は トレイルの途中に Cathedral Boulders への道を示すケルンが立っていた。
The Hex Boulder
- The Octagon V6 ★★★ (未完登)
- 初手のサイドガバをマッチした後の棚取りが核心?いろいろ迷った結果、棚の右の方にある良さそうなカチを取りにいくムーブが良さそうな感触だった。
- Ladder Detail V5 ★★
- トポのラインではスタートから真上にある遠めのスローパーをいきなり取りに行くように書かれている?そのムーブで完登できた。
The Hex Boulder にたどり着くと、既に3人のクライマーが登っていた。同行者が気付いたことだけど、なんとそのうちの一人は Tommy Caldwell だった!一緒に写真を撮ってもらったけど、終始にこやかないい人だった。一緒にいたお子さんはめっちゃ可愛かった。
その他
- よく食べてよく登った5日間だった、必要だと思っていたレスト日も特に挟まなかった
- 出発前と比べると体重 +0.5kg、体脂肪は -1% くらいだった
- Half Dome Village のピザがおいしかった
- リスが食べた後のまつぼっくりはエビフライによく似ている
- 現金が必要となる場面はほとんどなかった。が、やはりいくらかは持っておくと安心
- 上述の給油と、帰りの San Mateo-Hayward Bridge の通行料は現金で支払った
- 岩の前にカメラを設置して、次の岩場に移動するまでタイムラプス動画を撮り続ける、ということをやってみた
- 撮影に使ったのは RICOH WG-M1 というアクションカメラ
- これはこれで面白いのでこれからもやっていきたい
- 自分の完登シーンを通常の動画として記録してもおきたい。別カメラで撮るしかないか